Fire TVを使っていると、ESファイルエクスプローラーで野良アプリを入れたくなることありますよね。
これまでは、Amazonアプリでインストール可能な「ESファイルエクスプローラー」を利用してGoogleDriveやDropBoxなどのクラウドストレージ上に配置したAPKファイルなどをそのままインストールすることができました。
ところが2018年12月現在では、認証エラーが発生してクラウドストレージに接続できない状態になっています。
目次
どんなエラーが発生しているのか?
GoogleDrive、DropBoxのそれぞれで現象が異なります。
GoogleDriveでのエラー内容
以下のメッセージが表示されてGoogleDriveを認証させることができません。
google can’t sign you in safely inside this app.you can use google sign-in by visiting this app’s website in a browser like safari or chrome.
Oh・・・センセー、Googleセンセー、お願いします。
ズバッとやっちゃってください。
Googleはこのアプリ内で安全にサインインすることはできません。SafariやChromeなどのブラウザでこのアプリのウェブサイトにアクセスすることで、Googleサインインを使用できます。
な、なるほど、メッセージの内容から読み取るに認証系のエラーのようです。
DropBoxでのエラー内容
以下のメッセージが表示されてDropBoxを認証させることができません。
認証ページを読み込めません、しばらくしてからお試しください
こちらもGoogleDriveと同様、クラウドサービスを選択した時点でログインページが表示されるべきところ、エラーとなってしまいます。
エラーの原因
少なくとも、DropBoxで認証エラーとなる原因は、英語サイトの掲示板で議論されていますが、DropBox側が新しいAPI(バージョン2)を公開し、古いバージョンのAPIを廃止したにも関わらず、ESファイルエクスプローラー側が対応を行わなかったことにあるようです。
Google Playの更新履歴を見ると、いくつかの機能更新は行っているようですが、なぜ主要なクラウドのエラーに対応しないのか首をひねってしまいます。
なお、このエラーはFire HDでも同様に発生します。
しかしながら、Fire HDはPC接続でSDメモリーにAPKを直接入れたり、ブラウザー(Silk)経由で直接APKをインストールできますのであまり問題ではありません。
問題なのはやはりFire TVへの野良アプリインストールです。
ブラウザー(SilkやFireFox)が標準で提供されていますが、ダウンロード機能に対応しておらず直接APKのリンクからインストールすることができません。
以下の画像は、Fire TV Stick 4KでのSilkによるAPKリンクを選択した例です。
「ダウンロードに対応してない」とのメッセージが表示されてしまいます。
ESファイルエクスプローラーのクラウドエラー対策
現時点では、残念ながら「GoogleDrive」も「DropBox」もESファイルエクスプローラーが対応しない限り問題解決が行えません。
しかしながら、このままでは困りますので対応案をいくつかご紹介します。
Microsoft OneDriveを使用する
Microsoft OneDriveは無料で5GBまで利用することができるクラウドストレージです。
GoogleDriveとまったく同じようにブラウザー上で利用することができます。
現時点のESファイルエクスプローラーでも、OneDriveであればエラーとならずに正常に利用できます。
もし急いで使いたい場合は、とりあえずOneDriveで利用するというのが良いでしょう。
NASまたはPCのファイル共有を使用する
ESファイルエクスプローラーでは、LAN上に設置されたNASやファイル共有されたPC上のファイルを参照することができます。
以下の画面はLAN内をESファイルエクスプローラーで[スキャン]した例です。
自動的にNASを検出しますので、NAS上にファイルがあればすぐに参照できます。
NASはご家庭に1台あると劇的にデータの保護と使い勝手が良くなりますので非常にオススメできるガジェットです。
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USB OTGケーブルを使用する
USB OTGケーブルとは、USB On-the-Goの略です。
USB機器同士を接続して使うための規格に対応したケーブルで、2017年版以降のFire TV Stickであれば電源端子に給電対応のUSB OTGケーブルを接続することで電源を供給しつつ、USBメモリーやUSBキーボードなどを接続することができます。
ここで注目するのはUSBメモリーです。
USBメモリーにAPKを入れてUSB OTGケーブル経由で接続し、ESファイルエクスプローラーを使用して野良アプリをインストールすることができます。
給電に対応したUSB OTGケーブルは安いモノであれば100円ぐらいで購入できますのでお手軽です。
ただし、公式で認めた利用法ではありませんのであくまでも自己責任ということでお願いします。
ESファイルエクスプローラーのクラウドエラー対応のまとめ
Fie TVで「ESファイルエクスプローラー」を使用してGoogleDriveやDropBoxを利用するのは、今のところアプリ側の対応待ちであり復旧時期は未定のようです。
ただし、色々な回避手段を取ることができますので、気持ちをズバっと入れ替えて、本記事に記載した代替手段を利用して野良アプリをインストールしましょう。
自己責任になっちゃいますが、意外と重宝したのがUSB OTGケーブルです。
Fire TVを使っていると、どうしてもメールアドレスやパスワードなどをキーボードでガリガリ入力したくなる時があります。
そんな時は、USBキーボードを一時的につないで作業出来てよかったです。
この記事が、皆さんのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた!!