みなさん、クレ556って使っていますか？
言わずと知れたスプレータイプの潤滑剤です。
自転車やドアなど金属の可動部分にスプレーするだけで動きを良くしてくれる効果あります。
製品説明にも「あらゆる金属の防錆、あらゆる可動部の潤滑、電気系統の除湿・防湿、電気接点の清浄など、さまざまな用途ですぐれた性能を発揮します。」
とありなんとも万能感あふれるグッズです。
しかしそんな万能とも思えるクレ556を玄関ドアのカギ穴にスプレーしたことで悲劇が起こった人がいます。
それは私です。
ホントに何も考えずにスプレーしたら大変なことになりました。
鍵穴にクレ556はダメ、絶対！！っていう話です。
目次
玄関のドアカギ穴にクレ556をスプレーするとどうなるか
結論から書くとスプレーした直後は滑りが良くなったような感覚に陥りますが、数日経つと「鍵を差し込んでも回らなくなる」または「鍵が抜けない」といった症状が発生します。
しかもおバカなことに今回入れたのはクレ556よりも酷い「KURE グリースメイト」というグリース成分が入ったスプレータイプの潤滑剤です。
自転車にスプレーした後、「そういえば玄関の鍵の回りが少し悪かったな」と何も考えずにシューっとスプレーしてしまいました。
あの時の自分をぶん殴ってやりたいです。
クレ556は、成分として「鉱物油、防錆剤、石油系溶剤」で構成されていますが、グリースメイトは「グリース、石油系溶剤」です。
霧状とは言えグリース成分が入っており大量のホコリが鍵穴にはいったような状態になってしまいました。
クレ556もKURE グリースメイトも、スプレー後に次第に成分が固まります。
また、周囲のホコリも寄せ付けるようになりますので次第に鍵の動作不良が発生する事態に発展するのです。
ということで、鍵穴にクレ556はダメダメ。絶対ダメです。
もし既に鍵穴にクレ556をスプレーしてしまった場合
もし、私のように玄関の鍵穴にクレ556をスプレーしてしまった場合の対処法として、２つをご紹介します。
鍵の専門業者に清掃依頼する
一番確実に修理が可能な方法です。
シリンダーの洗浄や鍵の分解調整で、付いてしまった油分やホコリを取り除き元の状態に戻します。
ただし、出張費用や作業費用で8千円～１万円程度の費用を覚悟しておく必要があります。
また、業者を手配する際は鍵穴の洗浄を前提としていることをキチンと伝えましょう。
鍵開け専門の業者もいますので、洗浄に対応できない場合もありますのでご注意ください。
鍵穴専用の洗浄液を使って清掃する
鍵穴専用のクリーナースプレーと鍵穴専用の潤滑スプレーのセットがAmazonなどのネット通販で購入できます。
もしかしたら、ホームセンターでも手に入るかもしれませんのが専門性が高いグッズなので探すのも大変そうだと思ってネットで注文しました。
クリーナーと潤滑スプレーの２本で2,200円ぐらいでした。
このクリーナースプレーの洗浄液でしっかり潤滑剤やたまったホコリを洗浄することで回らなくなった鍵が復活できる可能性があります。
実際に玄関ドアの鍵穴洗浄をしてみる
とりあえず、業者を呼ぶのは最終手段にするつもりで、まずは自分で玄関ドアの鍵穴洗浄してみることにしました。
現状は、差し込んで回そうとしますが全く鍵が回りません。
無理やり力をこめたり、ガチャガチャと動かすと鍵穴自体を破損させてしまう恐れもありますので、無理やりこじ開けるのは厳禁です。
まずは鍵穴専用のクリーナースプレーを課穴に差し込み、タオルで養生しながらたっぷりとスプレーします。
タオルに洗浄液がしみ込みますが、見てみると結構ホコリが洗い流されていることが分かります。
次は、鍵穴の潤滑剤として鍵穴のクスリを注入します。
意外なことに鍵穴用の潤滑剤は、パウダータイプのスプレーです。
油分が無く、ホコリを寄せ付けない成分になっています。
スプレーする時間も0.5秒程度です。
使い切るのに何年かかるのかっていう量を買ってしまってちょっと後悔しています。
スプレーを良く振って0.5秒程度、注入します。
注入後、２分ほど待って鍵穴に鍵を恐る恐る入れてみました。
「ガチャ」うぉぉぉぉぉーよかった回ったよ。
気持ち今までよりスムーズに回るようになった気がします。
しばらく潤滑剤をなじませるために、鍵の開け閉めを繰り返し、問題ないことを確認したら作業完了です。
玄関ドアの鍵穴にクレ556をスプレーした時のまとめ
まず「鍵穴にクレ556はスプレーしちゃダメ！！」ってのが今回の教訓です。
あんなに万能だと思っていたクレ556にも意外に使っちゃダメなものがあるということで勉強になりました。
もし、私のようにクレ556やKURE グリースメイトを鍵穴にスプレーしてしまい、鍵が回らない・抜けないといった症状が出た方は、鍵専用の洗浄スプレーで鍵穴にたまった潤滑成分やホコリを洗い流してみてください。
もちろん、症状にもよりますので保証はできませんが、もしかしたら解決できるかもしれませんよ！！
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
