最近よく目にする「スマートホーム」って言葉。
CMとかでも聞こえてきますよね!!
「家の鍵がスマートフォンで開く」、「外出先からエアコンを操作する」、「音声で家電を操作できる」などいままででは考えられないような未来的な生活が現実になってきています。
スマートホームってどうやれば実現できるのか。
いったいどのぐらいお金がかかるのか。
実際に「Nature Remo」と「Amazon Echo」を使って自宅をスマートホーム化しましたので結果をレポートします。
目次
スマートホームとは
スマートホームは、家庭内の照明、エアコン、テレビなどの家電などをネットワークで繋げて便利な生活を実現している家のことです。
画像引用元:Nature Remo公式
考え方のベースはIoT(Internet of Things)から来ており、最近はスマートフォンやパソコン以外の家電製品が自らネットワーク機能を持つようになってきました。
これら通信機能を持つ機器同士のネットワーク網を家の中に構築し、連携できる状態になったものをスマートホームといいます。
スマートホームでできることは?
わたしの家で実際にできるようになったことを書いてみます。
- 最寄りの駅に着いたら自動的にエアコンが稼働し温度調整
- 家の中に人がいなくなったら自動的にエアコン、テレビ、照明、ファンがオフになる
- 一定の温度や湿度に達したら自動的にエアコンを起動する
- 部屋の明るさで自動的に照明のスイッチをオンオフする
また、「Amazone Echo」を使うことで音声認識で以下の操作ができるようになりました。
- テレビのオン・オフ、チャンネル・音量の変更
- 照明のオン・オフ
- ファンのオン・オフ
- エアコンのオン・オフ、温度設定の変更
わたしの家ではこの程度ですが、機器をさらに追加することで「家の鍵のを開ける」や「外出先から掃除機ロボットを操作する」など家中のことに対して自動操作や、声やスマートフォンで操作が行えます。
そんな家お高いんでしょう?
それが違うんです。
「Nature Remo(ネイチャーリモ)」というスマートリモコンを使うことで、赤外線リモコンで操作できるテレビや照明、エアコンなどの操作をスマートフォンやAmazon Echoから操作できるようになります。
このRature Remoは、最近「Nature Remo mini」が登場しました。
1万円を切る価格で購入できます。
また声での操作には「Amazon Echo」が便利です。
こちらもAmazon Echo Dotであれば5,000円代のお値段です。
合計で1万5千円ぐらいの出費で自宅を一気に近未来にすることができます。
Nature Remo(ネイチャーリモ)とは
Nature Remo(ネイチャーリモ)は、スマートリモコンと呼ばれる端末です。
今使っているテレビやエアコンなどのリモコンのボタンから出る赤外線の信号を覚えさせて同じ信号をNature Remoから発信させることができます。
また、Nature Remoの操作はスマートフォンに用意されたアプリを通じて操作することができます。
ご家庭にあるエアコンやテレビ、ファンや照明などのリモコンをすべて登録することですべての操作がNature Remoを通じて操作可能です。
また、Amazon EchoやGoogle Homeに対応しており、どちらかのスマートスピーカーを設置することで声による操作で赤外線リモコンの信号を発信できるようになります。
Nature Remoへのリモコンの登録
実際に、Nature Remoへリモコン信号をどのように登録するかを記載します。
スマートフォンからRemoアプリを起動し、「新しい家電」を選び、該当する家電を選びます。
Nature Remoに登録したいリモコンを近づけて登録したいリモコンのボタンを押します。
Nature Remoが赤外線の信号パターンを記憶しますのでアイコンを選んでボタンを登録していきます。
この手順を繰り返すことでテレビのリモコンやファンのリモコンなど、赤外線の信号を発するリモコンのボタンをどんどん登録していきます。
わたしはリビングにNature Remoを設置し、以下の家電を登録しました。
- テレビ
- エアコン
- シーリングファンの照明ON/OFF
- シーリングファンのファンON/OFF
これでリモコンが無くてもある程度はスマートフォンで操作ができるようになりました。
さらにルールで便利に
Remoアプリに搭載されているルールの機能で登録した家電機器のコントロール条件を指定することができます。
コントロールが行われるタイミングはトリガーで指定します。
Nature Remoには各種センサー(温度、湿度、照度、人感)が搭載されています。
例えば「最寄り駅に入ったタイミングでエアコンを起動」や、「誰もいなくなったら照明を消す」、「温度が28度を超えたらエアコンをつける」などいろんな起動条件となるトリガーを指定することができます。
このトリガーとNature Remoに登録したリモコンのボタンを指定することで、スマートホームが実現できるのです。
ただし、Nature Remo miniは温度センサーのみ搭載ですのですべてのトリガーを利用したい方はNature Remoを購入することになります。
Amazon Echoとの連携
Amazon Echoがあれば、さらに声で家電を操作することができます。
Nature Remoスキルの使用
Amazon Echoでは「スキル」と呼ばれる拡張機能を組み込むことでいろんな動作を追加できますが、Nature RemoではAmazon Echo用に以下の二つのスキルが用意されています。
- Nature Remo Smart Home Skill
- Nature Remo
同じようなスキルが二つあるように見えますが以下のような違いがありますので、両方入れる必要があります。
スキル | 操作できること | 声でのコントロール例 |
---|---|---|
Nature Remo Smart Home Skill | 登録した家電のON/OFF | ・アレクサ、テレビつけて ・アレクサ、電気つけて |
Nature Remo | エアコンの温度変更、テレビのチャンネル・音量の変更 | ・アレクサ、リモでテレビを4にかえて ・アレクサ、リモでエアコンを28度にして |
家電のON/OFFの操作なら普通に[登録した家電の名前]+[つけて or けして]で操作できますが、テレビやエアコンのチャンネル変更、温度変更といった操作は「リモで」というワードを指示に含める必要があります。
リモコン登録時のアイコンに注意が必要
音声とRemoアプリに登録したリモコンボタンとの対応ですが、登録の際に指定したアイコンで判断されます。
テレビのリモコンボタンを登録する際、電源ボタンは電源のアイコンを使用する必要があります。
また、照明やファンなどは[ON]、[OFF]のアイコンがそれぞれ「つけて」、「消して」の声に対応しています。
わが家のリビングは、シーリングファンと照明が一体になったものが天井に着いています。
この場合、[照明]と[ファン]のそれぞれの家電を登録し、照明のON/OFFとファンのON/OFFをそれぞれ登録することで対応させました。
声での家電操作が便利なところ
なんといっても操作にリモコンが不要で、手がふさがっていても操作できる点です。
台所で洗い物や料理をしながらテレビのチャンネルやエアコンの温度、照明などを声で操作することができます。
これで私も妻や娘にリモコン代わりに使われることがなくなりました(*’ω’*)
まとめ
いかがでしたか?
Nature Remo MiniとAmazon Echo Dotをリビングに置くだけで、一気に自宅がスマートホーム化することがわかるかと思います。
両方揃えても1万5千円以下です。
Amazon EchoはPrime Musicの音楽を再生したり、タイマーやリマインド、調べものや計算など多岐にわたって利用できます。
導入するだけで既存の家電製品を変えることなく普段の生活がより便利に、より豊かになりますよ。
私も設置当時あまりのリビング家電の劇的な変化に鳥肌が立ちました。
最後に「Nature Remo」と「Nature Remo Mini」の違いを記載します。
項目 | Remo | Remo mini |
---|---|---|
センサー | 温度センサー 湿度センサー 照度センサー 人感センサー |
温度センサー |
重さ | 約65g | 約29g |
素材 | プラスチック等 | プラスチック等 |
通信 | Wi-Fi 802.1 b/g/n 赤外線 |
Wi-Fi 802.1 b/g/n 赤外線 |
付属品 | 本体 USBケーブル(2m) USB電源プラグ 両面テープ 取扱説明書 |
本体 USBケーブル(1.5m) 壁掛け穴 取扱説明書 |
Nature RemoとNature Remo miniの大きな違いは、搭載するセンサーの種類です。
トリガーを利用して家電を操作する際の動作に影響がでますので、どのような操作を行うかで利用機種を決めると良いでしょう。
「ペットがいるので空調や照明を遠隔や自動でコントロールしたい」、「お年寄りがいるので自動的に温度調整をしたい」といったことが既存の家電を利用して実現できてしまいます。
自宅のスマートホーム化、費用はまったくかかりませんので興味がある方は是非、ご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた!!